はじめまして、Chromebookを9年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。
Lenovoがキーボード着脱式の2-in-1のChromebook「Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook」を発表しました。
13.3インチの大画面有機ELディスプレイと、タブレットとしてもノートPCとしても使える2-in-1スタイルが魅力。軽量で持ち運びやすく、スタイリッシュなデザインもポイントです。本記事では、IdeaPad Duet 560 Chromebookの詳細なスペックと特徴などをレビューしていきます。
過去にHPとGoogleが挑戦して失敗したカテゴリ※への挑戦。3度目の正直となりそうな予感です。
過去にHPから HP Chromebook x2、GoogleからPixel Slateという12.5インチのキーボード着脱式のChromebookが販売されましたが、成功したとは言い難い。高価格だったこと、重かったこと、Chromebookがそもそも今ほど認知されていなかったことなどが失敗の原因だと思いますが、今回はそれらのハードルをクリアできるでしょうか。
Lenovo Chromebook Duet 560 スペック
Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebookは、2023年9月に発売された2in1タイプのChromebookです。鮮やかな有機ELディスプレイ、高性能CPU、長時間バッテリー駆動など、様々な特徴を持ち、仕事やエンターテイメントなど幅広い用途で活躍できる一台です。
- 13.3型フルHD(1920×1080ドット)有機ELディスプレイ
- Qualcomm Snapdragon 7c Gen 2搭載
- 4GB LPDDR4xメモリ
- 64GB eMMCストレージ
- 4つのスピーカー搭載
- 最大18時間の長時間バッテリー駆動
- 着脱式キーボード付属
- 重量約700g(タブレットのみ)、約1.2kg(キーボード装着時)
Lenovo Chromebook Duet 560のディスプレイは13.3インチ、解像度が1920 x 1080ドット、輝度は400ニト。
ディスプレイ方式がOLED※、いわゆる有機ELディスプレイで、70%のブルーライトをカットするほかメリハリのある鮮やかな表現が可能とのこと。
さらに前例のない4つのスピーカーを搭載し、動画視聴を主とするエンタメ用途としては最高峰の製品に仕上がっています。
CPUにQualcom製 Snapdragon 7cを搭載
CPUにChromebookとしては初となるクアルコム製のSnapdragon 7c (Gen2)を採用しています。このSoC(Sytem on Chip)はノート向けのチップとして「Intel Celeron N4020」や「Mediatek 8183C」と同じカテゴリーの製品ですが、Snapdragon 7cの特徴は常時LTE接続可能なモデムを搭載している点にあります。
Chrome OS 92ではeSimがサポートされているので、過度な期待は禁物ですがLTE接続可能となる可能性は無きにしも非ず。


バッテリ駆動時間は公式ページによると約15時間。13.3インチのフルHDディスプレイ搭載ながら長時間の駆動時間を実現しています。
メモリは最大4GB。ストレージは256GBと余裕があります。サイズは7.2mm x 186.8mm x 305.9mm。気になる重量は700gから。インターフェースとしてはUSB-C 3.2 Gen 1ポートが両サイドに配置。


価格は$429で10月に米国で発売予定です。日本での販売は未定ですが、47800円から54800円程度で販売されると予想。
その後、アマゾン、楽天などでも販売を開始しました。


有機ELディスプレイ搭載 13.3インチの2-in-1 「Lenovo IdeaPad Duet 560 Chromebook」 まとめ
有機ELディスプレイ搭載の2-in-1で価格も比較的抑えられているためヒットの予感が漂うモデル。何より13.3インチの有機ELディスプレイ搭載で$400台は破格。Chromebookだからこそ実現できる価格です。オフィスワークはもちろん動画視聴などのエンタメ用途では最高のモデルになりそうです。高性能志向ゆえに高価格となって失敗に終わったHP x2やGoogle Pixel Slateとは違う結果が待っていることでしょう。
新年度が始まったアメリカでは年末商戦に向けて各社アップを始めている状態。これからも良モデルの登場を心待ちにしながら推移を見守りたい。
※現在は販売中です。