はじめまして、Chromebookを9年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。
ASUSから最新型のエントリーモデル「ASUS Chromebook Flip CX1(1102)」が発売されました。
11.6インチのコンバーチブルタイプでスペック的にはエントリーモデルという位置づけです。
ASUSには「ASUS Chromebook Flip CX1(1101)」というモデルがあり、今回発売の「ASUS Chromebook Flip CX1(1102)」はその後継機モデルです。
違いはどこにあるのかに着目しつつ、ご紹介します。
- エントリーモデルのコンバーチブルタイプながら米軍用規格「MIL-STD-810H」に準拠した耐久性を持つ唯一の製品
- サイズの割に重い
- ベゼルが太い
ASUS Chromebook Flip CX1(1102)はクラムシェルタイプからコンバーチブルタイプに
今回のモデルチェンジで一番大きく変わったのが形状です。
画面が180°までしか開かないクラムシェルタイプだったCX1(1101)から、画面が360°回転するコンバーチブルタイプへと進化しました。
エントリーモデルで画面が360°回転するタイプはAcer Chromebook Spin 311などがありますが、今回発売されたASUS Chromebook Flip CX1(1102)は、ASUSお得意の「米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810G)に準拠した耐久性」を備えており、大きなアドバンテージとなっています。
ちなみにASUSの頑健な11.6インチコンバーチブルタイプは「ASUS Chromebook Flip C214MA」がありますが、古くなってきたこと、さらにCX1シリーズではMIL-STD 810Hに準拠した耐久性を備えていることから、そろそろラインアップから外れそうです。
前作との違い 退化した部分も
基本的な見た目はほとんど変わらないのですが、CX 1101では真四角の本体だったのに対して、新作のCX 1102では底面に向かって少し傾斜が付いています。この傾斜があると机から持ち上げるときに便利です。
一方、ベゼルの太さは画像を見る限り同じか、むしろ若干太くなっている印象があります。ここはなんでやねん、と突っ込みたくなるところです。
中身はCeleron N4020からN4500になったくらいで、大きな違いはありません。RAMは公式サイトで販売しているモデルで4GB、アマゾン販売モデルでは8GBとなっています。個人的には4GBでメモリ不足を感じたことはありません。
ただ、バッテリ持続時間が13.7時間から約10.1時間に減少、さらにバッテリー充電時間が1.6時間から2.5時間へと退化しています。重量についてもコンバーチブルタイプになった影響からか1.24kgから1.32kgへとサイズアップ。
また、インターフェースもUSB3.2 (Type-C/Gen1) とUSB3.2 (Type-A/Gen1) が2つずつあった前モデルに対して、サイドに電源ボタンとボリュームボタンを付けた影響でUSB3.2 (Type-A/Gen1) が1つに減らされています。
キーボードはどちらのモデルも「1.5㎜キーストロークのフルサイズ」と明記されているので、同じものを使用していると思います。
防滴キーボード仕様は削除された模様
意図的かどうか定かではないのですが、前作のCX 1101では明記されていた「防滴キーボード」の記載が削除されています。防滴キーボードなら敢えて削除する理由もないので、防滴仕様はなくなったとみていいと思います。
数少ない防滴仕様のChromebookだっただけに、この点は残念ではありますが、コンバーチブルタイプならテントスタイルにして外付けキーボードを使用することで防水対策することは可能です。
ASUSの新作 Chromebook Flip CX1(1102) 前作との比較 まとめ
今回発売のASUS Chromebook Flip CX 1102はCX1101の正統進化版かと思えば少し退化した点も見受けられる不思議なモデル。コンバーチブルタイプになってスペックアップしているものの、バッテリ持続時間が短くなったり、ポートが減ったり、防水ではなくなったり、と前作の完全上位互換ではないので、新作投入と共に割引が始まった前モデル「ASUS Chromebook CX 1101」が狙い目になっているという皮肉。
なお、Chromebook Flip CX1(1102) は現在販売記念キャンペーンで10%オフとなっています。
製品購入後に登録すると1年保証で修理時の費用負担が材料費の20%のみになる保証があるので、購入した方はお忘れなく。