前回の記事ではMediaTekのフラッグシップのSoC「Kompanio Ultra」についてお伝えしましたが、これを搭載したChromebookの開発状況が明らかになってきたので、改めてお伝えしたいと思います。
MediaTek Kompanio Ultra発表 Chromebook Plusの性能を劇的に向上する可能性 - Chrome通信
開発コードネーム「Navi」のディスプレイ
Kompanio UltraはChromebookに向けて開発されたと明言されていることから、現在開発中のボード「Navi」に搭載されることはほぼ確実視されている状況です。また、NaviはBOE (京東方科技集団) が製造するディスプレイ「NE160QAM-N61」を搭載することもGerritの開発コードにより判明しています。
この液晶ディスプレイパネルの画面サイズは 16.0インチ、解像度: 3840 x 2400 (WQUXGA)でアスペクト比は16:10と縦方向の情報量が多くなっています。
パネルタイプはIPS方式でリフレッシュレートは60Hzまたは120Hzのものが存在。輝度は800ニトと高輝度で、明るい環境下でも見やすいものとなっています。
16インチの4Kディスプレイ搭載のChromebook
そしてこの度、新たに開発コードが発見されました。Chrome Unboxedが報じています。
コードは以下の通り。

「Add Oled Display」、「Navi (163DPI) 」としっかりと記載されています。
ちなみにもう一つのXolはSumsung Galaxy Chromebookです
16インチのディスプレイを備えたChromebookは過去に1機種、有機ELディスプレイを搭載した機種は過去に2つありますが、これを両立したモデルは初となります。
16インチの4KディスプレイにKompanio Ultraの組み合わせと聞くとワクワクしかありません。新時代のChromebookを予感させる情報です。
あとはKompanio Ultra搭載ということで価格がどうなるかも気になるところです。さすがに10万は軽く超えてくると思いますが、どこまでコストが抑えられるのか気になるところです。推移を見守りたい。