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Lenovo Ideapad Duet Chromebookが祭りになっている理由を解説します

2020年6月5日

Lenovo IdeaPad Duet Chromebook 前後ろ

はじめまして、Chromebookを9年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。

本日発売のキーボード着脱式2-in-1の「Lenovo Ideapad Duet Chromebook」。ツイッターを見ていると発売日に入手する方も多いようで大いに盛り上がっている印象ですが、なぜここまで盛り上がっているのか、これまでのChromebookの流れとともに解説してみたいと思います。

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Lenovo Ideapad Duet Chromebook 概要



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過去にも販売されていた2-in-1のChromebook

Lenovo Ideapad Duet Chromebookは10.1インチのChromebookですが、最大の特徴はキーボード着脱式の2-in-1タイプで、タブレットとしても使えるモデルに仕上がっている点です。

2-in-1のChromebook自体は過去にも販売されていたことはあります。2年前にhpから販売されたHP Chromebook x2と短命に終わったGoogle謹製のPixel Slateがそれにあたります(現在はともに生産終了)。販売当初こそ話題になった両モデルですが、セールス面では苦戦した印象。

理由は幾つかあると思いますが、まず価格。
HP Chromebook x2の場合は送料込みで$500程度、Google Pixel Slateは日本直送モデルがなく、価格も$649~とChromebookとしては高価格で入手のハードルが高めでした。

また、両モデル共にサイズが12.3インチで730g程度とタブレットとしては重たく、使いやすさに難あり。さらに当時はAndroidアプリの多くがChromebookに最適化しておらず、不具合も多かったようです。という訳でタブレットとしても使える、という利点はあくまでオマケ程度だったと言えると思います。

そもそも販売当時は今ほどChromebook自体が認知されていなかったということもあります。

タブレット型のChromebookは

ではタブレット型のChromebookは、で言えばこちらもチラホラ存在。

ASUS-Chromebook-Tablet-CT100

ただしタブレット型のChromebookも価格帯は廉価版iPadと同等、または少し割高でターゲットは文教向け。小学校3年生からChromebookを支給するアメリカの学校はGoogle Suiteを使うシステムが出来上がっており、まだノート型PCを使いこなせない小学校1・2年生向けにタブレットを用意したというのが真相。そもそも一般消費者を狙ったものではないこともあり、iPadを脅かすほどの存在になりませんでした。

Lenovo Ideapad Duet Chromebookは今までにないセグメントの2-in-1

前置きが長くなりましたが、今回発表のLenovo Ideapad Duet Chromebookは今までのモデルとは複数の点で大きく異なります

まずは価格です。

アメリカではWalMartで$249で販売されていたりするようですが定価$280と激安。本体だけでなく着脱式キーボード、キックスタンド付きマグネットカバーが付属しての値段なので圧倒的なコストパフォーマンスです。国内価格も¥40,000+消費税で格安。

Lenovo Ideapad Duet Chromebook
特徴的なツートーンカラー。本体素材は合金、青いところはプラスチックガラスとのこと。

次に10.1インチというサイズ。10.1インチはタブレットとしては非常に使いやすいことはiPadで証明済み(最新型のiPadは10.2インチ)。

また本体重量も約450gでタブレットとしても合格点。厚みも7.35mmで、最新型iPad 10.2インチよりも薄くて軽い(iPad 10.2インチは厚み7.5mm、重量483g)。キーボード、キックスタンド付きカバーを併せても約920gと軽いです。

上記に挙げた過去の2-in-1・タブレット型は「デカくて重たい」というタブレットとしては致命的な弱点がありましたが、今回のLenovo Ideapad Duet Chromebookはその点を見事にクリア。タブレットとしても十分競争力のある仕上がりになっています。

一番のポイントは(価格に対する)液晶のクオリティ。Chromebookに限らず、安いデバイスは液晶クオリティが犠牲になりますが、本モデルは解像度1920×1200ドット、輝度400ニトのIPS液晶ディスプレイを採用しています。iPadには一歩及びませんが実用面は十分。価格を考えればありえないくらいです。

加えてRAM 4GBとタブレットとして見た場合はかなりの高スペック。加えてストレージ容量は128GB(※国内販売モデル)と余裕があります。価格$300以下で付属品も豪華、このクオリティなら文句のつけようがありません。

Lenovo Ideapad Duet Chromebookが祭りになっている理由 まとめ

Lenovo Ideapad Duet Chromebookがちょっとした祭りになっている理由はこれが今までになかった素晴らしい商品だから。それに尽きます。

タブレット単体としても優秀でその上マグネット式のキーボードとキックスタンドをつければいつも通りのChromebookとして使用可能なLenovo Ideapad Duet Chromebook。タブレットにもなる10.1インチの2-in-1ノートPCという独特の立ち位置でライバル不在の無双状態。

普段はタブレットとして楽しみ、急なメールの返信や調べものをしたい時にサッとキーボードを付ける。電車ではタブレットとして楽しみ、人と会うときはサーフェススタイルにする、といった使い方も可能。いろんなシチュエーションで楽しめそうです。

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ともぞう

つくば在住のアラフォー会社員。他に「初心者による初心者の為のウイスキーの話など。」や「OLD ROOKIE」などを運営しています。

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