以前富士通はFMV Chromebook 14を発売しており、独自仕様のキーボードがいい感じのChromebookだったのですが、長らく続報がなかったので開発が終了したのかな、と思っていましたが、ここへ来て第2弾となる「FMV Chromebook 11K」が登場、すでに公式サイト(富士通WEB MART)では注文を受け付けています。
期待できるモデルになっていますので、スペックや特徴を見ていきたいと思います。
FMV Chromebook 11K 概要とスペック
FMV Chromebook 11K は11.6インチのディスプレイを備えたコンバーチブルタイプの2-in-1 Chromebookです。

スペックは以下の通り。
- ディスプレイ:11.6 型(タッチ対応) [1366×768]
- CPU:MediaTek Kompanio 520 (8コア)
- RAM:4GBRAM
- ストレージ:フラッシュメモリ(eMMC) 約32GB
- 出力:HDMI出力×1、USB Type-C×1、USB Type-A×1
- Wi-Fi 6 (2.4Gbps対応)、Bluetooth v5.3準拠
- バッテリ持続時間:約14.0時間
- 重量:約1.19kg
イマイチなところは
- ポートが少ない
- ストレージが少ない
逆に良いところは
- バッテリ持続時間が14時間と長い
- 約1.19kgと軽い
- 頑丈
- キーボードが打ちやすそう
- スタイラスペンつき
頑丈なFMV Chromebook 11K
FMV Chromebook 11Kはアメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した高い堅牢性があります。122cmからの落下テストや自転車を想定した振動テスト、35㎏fの一点加圧テスト、200㎏fの全面一点加圧テストなど、日本の小学生の使用を想定したつくりになっています。
私自身小学生の子供たちがいるのですが、PCを落として壊してしまう事故はしょっちゅうだそう。FMV Chromebook 11Kならそうした心配も少なくて済みそうです。
また、表面は指紋や傷が目立たないテクスチャとなっているほか、底面のゴム足をバーにしてグリップ力を高めています。これはHPのハイエンドChromebookなどに見られる仕様です。

FMV独自仕様のキーボード
富士通のChromebookと言えば独自仕様のキーボードが最大のウリです。第一弾のFMV Chromebookは日本後キーボードに最適化されたデザインになっていて非常に打ちやすかったのを覚えています(父親に譲りました)。
そして今回発売のFMV Chromebook 11Kも、キーボードが独自仕様になっています。矢印キーを下げることでフルサイズのキーボードを搭載しています。

ただ、バックスペースキーが半分サイズになっているなど、やはり11.6インチというサイズによる制約は全くないわけではありません。それでもコンパクトで持ち運びやすいサイズながら、打ちやすさにも最大限にこだわっており、好感が持てます。
また、上記画像ではキーボード上部にカメラが存在。これは今まで見たことがありません。
FMV Chromebook 11K その他の特徴
その他の特徴としては、本体収納式のスタイラスペンがあるみたいです。また、部品の受け付けて検査から出荷まで、日本国内で行っています。
また、見逃せないのがコンバーチブルタイプでありながら重量がわずか1.19㎏である点。知る限りではコンバーチブルタイプとして最軽量です。
FMV Chromebook 11K 弱点
見た目もかっこよく、全体的に非常に良く出来ていると思いますが、敢えて欠点を挙げるとするとポートがUSB Type-A x1、USB Type-C x1、HDMIとやや少ないところ。まあ教室で使うならこれが最適解なのかも知れません。
富士通が文教市場向けの「FMV Chromebook 11K」を発売 まとめ
今回も非常に楽しみなChromebookが登場しました。個人向けにも販売していてヒットの予感がします。事態の推移を見守りたい。