本日深夜、Googleのイベント「Made By Google 2024」が開催され、Pixel 9をはじめ数々の新製品が発表されました。
内容は
- Geimi
- Pixel 9
- Pixel Watch 3
- Pixel Buds Pro 2
と盛りだくさんな内容になりました。本記事では、今回発表された注目製品やサービスを速報でお届けします。
Geimini Live機能
Googleがチカラを入れているAI。満を持して発表した「Gemini」ですが、ますます進化しているようです。
今回「Geimini Live」という機能が発表されたのですが、まるで人と会話しているようにGeminiと会話できるという機能です。デモでは「夏休みに甥と姪が来るんだけど学びにもなる遊び何かない?」と尋ねて「ドライヤーで温めると文字が浮かびあがるインクはどう?」など複数のアイデアを提案。より詳しくやり方を聞けるといったものです。
また、Geminiは画像認識にも対応しており、コンサートの日程が書かれているポスターの内容を読み取ってGoogleカレンダーで予定が空いている日を提案してくれる、などGoogleレンズ+AIアシスタントという機能という形になっています。他にもYouTubeなど動画に登場する製品の詳細を調べたりといったことも可能になっています。
また、数学の問題を解いたり、家具の組み立て手順を教えてくれたりとすごい機能が多数。使い方は無限大。
Geminiの活用は単体としての機能だけでなく、多方面にわたっていて今後GeminiとAndroidの統合がますます進んでいくと思われます。AIアシスタントという分野では他の追随を許さないレベルになっており、非常に楽しみです。
Pixel 9 (Pro, Pro XL, fold)発表
今回の発表の目玉であるPixel 9が発表されました。無印以外にPro、サイズの大きいPro XL、そして新しく折り畳みの9 foldが発表されました。
見た目的にはカメラの出っ張り部分が丸くなり、質感もよさそうです。
無印版ながらカメラ部分は上質で、カラーもモノトーンになっています。カラバリは黒と白もあります。
Pixel 9 foldableの登場は予想外ですが、かなり薄くなって製品として成熟してきているなという印象を受けました。
Pixel 9 機能
Pixel 9ならではの機能もいくつか追加されています。
Pixel Weather
まず現在は不評なデフォルトの天気アプリが刷新。これからは自分専用の天気情報を分かりやすくチェックできるようになります。
湿度などこれまでなかった機能に加え、何を表示させるかもドラッグアンドドロップで細かくカスタマイズ可能です。
Call Summary
通話内容を文字に起こして要約して保存し、後から見直せる機能です。予約時間など振り返ることができます。この情報をもとにカレンダーにリマインダーを追加したりレストランの住所をマップで調べたりすることもできます。ビジネスシーンでは議事録としても機能できそうです。
Pixel Screenshots
なんでもスクショを専用アプリに保存、管理できる機能です。気になる製品のスクショをとったりできるのですが、インデックス機能がすごい。スクショの中から特定のものを瞬時に探すことができます。画像情報しかなくてももちろんAIで文字検索ができるようになっています。
欲しいものやプレゼントなど、とりあえず気になるものはバンバンスクショして放り込むといった使い方が可能となっています。
Pixel 9 カメラ機能
Pixel 9はAIの力でカメラも超絶進化しています。カメラにおいてもズームした時の画像の粗さ、夜間撮影におけるライティングの乏しさなどをAIの力でカバー。
動画においてもシャドウに焦点を当てた動画とハイライトに焦点を当てた動画をいいところどりでミックス。リアルタイムHDR機能がさらに強化されました。
また、昼間の風景写真をAIで夜景にすることが可能。デモで見た感じではとても自然で綺麗でした。
ライトが少ないところでのiPhone 15 Pro Maxとの画像です。
Pixel 9のMagic Editorにもアップデートが入りました
消しゴムマジックから始まった一連の機能がさらに進化を遂げました。
撮影者を後から合成できるAdd Me機能
集合写真で撮影者が入れない問題を、2枚の写真を撮って合成することで解決します。撮影者が入って撮影するときにはガイドが表示され、被りを防止。三脚立ててセルフタイマーを使うというのは使用シーンが限られるので、これはありがたい機能ですね。特に入学式や卒業式、片方の親が入れない問題を解決してくれます。
画像編集+画像生成AIによるマジック
寄りすぎてしまった画像をAIで引きの画角に修正できる機能が追加。引きにすると背景が必要ですが、これを生成AI画像でカバー。
また、空の色を変えたり、地面を花畑にしたり、軸のゆがみを自動で修正したりと思い通りの一枚が簡単に作れるようになります。これはすごい。
もちろん新しいチップG4でさほど時間はかかりません。
また、Pixel 9 foldableにはディズニーやピクサーのキャラを動かしているところを見せて、赤ちゃんが笑った瞬間をとらえてくれる機能もあります。
Pixel Watch 3
こちらについては全体的な機能強化といった感じでサプライズはありませんでした。ただ、Geminiが使えるようになっていたり、Google Mapがオフラインで使えたりと進化しています。
また、心拍停止機能が追加され、心拍の停止を検知するとただちに救急へコール、位置情報の共有や心拍停止時間などが共有されるとのこと。日本での対応状況は不明です。
サイズについては41mmと45mmの2サイズ展開です。
Pixel Buds Pro 2
こちらについても軽量化、バッテリ持続時間延長、アクティブノイズキャンセリングの強化など、正統進化版といった趣です。
追加機能としてはGemini Live機能の利用で、ワークアウト中に来たメッセージやメールを要約してくれたり、でユーザーのリクエストに応じたYouTubeミュージックプレイリストを作成してくれたりするそうです。
本体の形状は少し変化、小型化も相まってよりフィットしやすくなったようです。ケースは据え置きです。
【番外編】Made By Google 2024 超速報 発表まとめ
今回はMade By Google 2024で発表されたPixel 9シリーズなど、注目の新製品やサービスについて解説しました。改めてMade By Google 2024は、GoogleがAIやハードウェアの分野で大きな進歩を遂げていることを示すイベントとなりました。今後のGoogleの動向にますます注目が集まります。事態の推移を注視したい。