はじめまして、Chromebookを9年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。
予想通りのPixel 6aやPixel WatchのほかにPixel 7やアクティブノイズキャンセリング機能搭載のPixel Buds Pro、Google純正のアンドロイドタブレットPixel Tablet、さらにはAR翻訳メガネなど様々な新デバイスの発表に沸いたGoogle I/Oですが、ChromeOSの方でも新機能が目白押しです。そんな今後搭載予定のChrome OS新機能についてまとめていきたいと思います。
また、今までは後塵を拝していた印象のあるアプリの面でも大幅に進化の予感。併せて見ていきたいと思います。
Chrome OSの新機能① ファストペア(Fast Pair)
Androidスマートフォンには搭載されているFast Pair機能がChromebookにも搭載されることが正式に発表されました。この機能はBluetooth機器とのペアリングを簡略化する機能で、Bluetooth子機からのペアリング信号を親機が自動で察知。ポップアップウィンドウが表示されてデバイスへの接続をワンタップで出来る機能です。
例えばイヤホンPixel Budsの場合はフタを開けてワンタップで接続可能になります。また、一度接続した機器はアカウントへリンクされるとのこと。Androidで接続済みの機器がChromebookでも同期されるという可能性があります。Bluetooth子機のバッテリの状態などもアンドロイドと同様表示されるようになるとのことです。
Chrome OSの新機能② カメラロール(Camera Roll)
ChromebookのPhone HubからAndroidスマートフォンの写真へアクセスできるようになります。
既にWindowsの「スマホ同期アプリ」では実装されている機能ですが、これがChromebookにもやってくるとのこと。これでChromebookがますます使いやすくなることは間違いありません。
Chrome OSの新機能③ コミュニケーションアプリのストリーミング (Communication app streaming)
チャットアプリがAndroidスマートフォンからChromebookへストリーミングされる機能。スマホに来たチャットをChromebookで返せることになります。
すごいのがAndroid 13でサポートされる機能ですが、特に設定はいらないとのこと。現状ChromebookでLINEを使う際は毎回ログインする手間がありますが、これが無くなりそうです。LINEがサポートされるのか、という懸念がありますが、Google I/Oの基調講演のスライドでLINEのロゴがあったので、恐らく大丈夫だと思います。
Chrome OSの新機能④ ランチャーの検索機能の拡充と強化
現状ではウェブ、またはインストール済みのアプリを探せるChromebookのランチャー機能ですが、この部分が強化させるようです。
「Cloudからゲームを探してプレイできる」と述べられているのですが、どういったことなのかはイマイチ不明。詳細が分かり次第続報という形でお届けします。
Chrome OSの新機能⑤ ウェブストアの機能強化
Chromebookのアプリストアにあたる「ウェブストア」が強化されます。
強化のポイントとしてはChromebookに最適化されたアプリが見つけやすくなるようUIが刷新。また、機械学習によりユーザーおすすめのアプリを提示してくれるようになるようです。
Chrome OSの新機能⑥ フルレストア機能
アンドロイドアプリやウェブアプリを開いたままChromebookの終了すると、次回の起動時に自動で開いて続きからすぐに作業出来るようになります。
Chromebookの良さの一つが「使いたいときにすぐに使える」手軽なところ。フルレストア機能で、この良さがますます強固なものになります。
Chrome OSの新機能⑦ ファイルを直接ウェブアプリで開けるように
ファイルを右クリックしてファイルを開くウェブアプリを直接指定できるようになります。現状ではAndroidアプリで開くことは出来ますが、ウェブアプリでは開けないようです。
Chrome OSの新機能⑧ ローカルファイルを任意のCloudサービスへ自動アップロードできるように
好みのクラウドストレージサービスへローカルファイルを自動アップロードできるようになるとのこと。DropboxやBox、OneDriveなどへ保存できるようになると考えられます。
AndroidアプリとChromebookの連携がますます強化される
さらに、Androidアプリもここへ来てChromebookに最適化されたものが増えてきているようです。
Androidタブレットが弱いため、サードパーティーも大画面を前提としたAndroidアプリへの開発には消極的だった過去があるのですが、Chromebookがこれだけ成長したので開発する意義を見つけた模様。
一度流れが出来ると後は速い。すでに主要アプリは続々とChromebook向けに最適化を済ませています。2-in-1型のChromebookが売れているのも大きな要因であることは間違いありません。
以前と違ってAndroidアプリをスマートフォンビュー、タブレットビュー、フルスクリーンビューで表示可能。
また、Tik TokがPWAになったほか、特に注目のアプリとしてオープンソースのペイントアプリ『Krita』と動画変換アプリの『Lumafusion』がGoogle I/O Chrome OSに関する動画内で取りあげられています。
Kritaはスタイラスペン対応のChromebookとの相性は良さそう。さらにマルチトラック動画編集アプリLumafusioninは直観的な操作で本格的な動画編集が可能なようです。次世代のプレミアムChromebookの有り余るパワーがあれば快適に動作しそう。
企業へじわじわ浸透中
教育市場を制した後にGoogleが目を付けていたのが職場ですが、Chromebookの導入件数が月2割プラスというスピードで伸びているようです。これに呼応するように企業向けのアプリも続々と登場。職場で重要視されるセキュリティとプライバシーが今後はますます強化されていく予定とのことです。
Google I/Oで発表されたChrome OSの新機能 まとめ
2022年は75の新機種が登場搭載予定とますます盛り上がりを見せるChromebook。推移を見守りたい。