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アプリと拡張機能

AndroidからChromebookへアプリをストリーミングする機能を今すぐ体験する方法

2023年6月22日

Chromebookで今すぐアプリストリーミングを体験する方法

はじめまして、Chromebookを9年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。

AndroidアプリをChromebookにストリーミングする機能「app streaming」。ChromeOS 104で追加されると思っていましたが、筆者のちょい古の愛機「HP Chromebook x360 14c」ではまだ未対応。

そんなアプリストリーミングを今すぐ試せる方法があるので、ご紹介します。まあそんなに急がなくてもそのうち来ると思いますが、試してみたい方向けの記事になります。

また、この機能を使うには、予めPhone Hub機能を有効化しておく必要があります。Phone Hubについては下記記事に纏めているので、まだの方は参考にしてみてください。

アプリストリーミングに関する3つのフラッグをオンにする

まずは今回紹介する方法は、現段階ではまだ実験的機能になりますので、動作が不安定な場合があります。 また、すべてのAndroidアプリがストリーミングできるわけではありません。

この機能に必要な条件は以下の通りです。

必要な条件

  • ChromebookとAndroidスマホが同じWi-Fiネットワークにある
  • Chromebookで「スマートフォン ハブ」が有効
  • AndroidスマホがAndroid 13以降、Pixel 4a以降またはXiaomi 12Tシリーズ

この実験的機能をオンにするには、ChromebookでChromeブラウザのアドレスバーに「chrome://flags」と入力。以下の3つのフラッグを探して「Default」となっているボタンを「Enabled」へ変更します。

  • Enable Eche feature (#eche-swa)
  • Enable the Eche launcher (#eche-launcher)
  • Eneble app icons in the Eche launcher more apps button (#eche-launcer-app-icon-in-more-apps-button)

一番上の検索窓に「eche」と打ち込むと、この3つが順番に表示されます。

Chromebookでapps streamingを使うために3つのフラッグを有効化する
上記3つのフラッグをEnabledへと変更する

他にも出てきますが、この3つで大丈夫です。フラッグを有効化した後、右下に「再起動」というボタンが出てくるので、それをクリックして準備は完了です。

再起動ボタンを押さないと変化しないのでお忘れなく

ちなみに、この設定をすると、ChromeOS設定の「接続済みデバイス>スマートフォン」の項目に「アプリ」というスライダーバーが追加されます。オンになっていることを一度確認しておいてください。

ChromeOS設定接続済みのデバイスからスマートフォンをクリックすると、アプリという項目が追加されている

アプリストリーミング機能 スマートフォン側の設定

これは必要かどうか分かりませんが、スマートフォンにもChromebookへのストリーミングに関する設定項目があります。設定>接続設定>接続の詳細設定>Chromebookと辿って「アプリ」のスライダーをオンにしておきます。

Chromebookのアプリストリーミング機能を使ってみた様子

スマホのBluetooth機能をオンにした状態でPhone Hubを開くと画像の通り▽「最近使ったアプリ」が表示されるようになります。

アプリストリーミング機能の画像 最近使ったアプリが一番下に表示される

現時点ではここに表示されているアプリのみ起動させることができ、ここを更新するにはAndroidスマートフォンでアプリを起動する必要があります。

とりあえずAndroidスマートフォンでTikTokを起動して、ストリーミングしてみました。このような感じで表示されます。

アプリストリーミングの動作画面 Chromebookのデスクトップに写してみたところ

このエリアで一度クリックした後は、上下スワイプで動画の切り替えができることも確認。なお、この時アンドロイド側ではアプリが閉じられて、アプリをストリーミングしている旨の通知が届きます。

使い道のおすすめはLINE

line official banner

具体的な使い道ですが、やはりLINEを使うのがおすすめです。画面は小さいものの、QRコードの読み取りやユーザー名・パスワード入力が不要ですぐに使えます。会議のときにサッとLINEを使いたいときや、開いておきたいときなどに便利です。

やはり会議中にスマホをいじるのは印象が悪いので、結構便利な場面があると思います。インスタやTwitterを右下に表示させておくのもありですね。

画面分割と組み合わせるとさらに便利なりそうです。

LINEをアプリストリーミングをしているとき、AndroidスマートフォンでLINEを使うと、現在使っているトークルームが表示されます。シームレスに作業の続きが出来るのもメリットの1つです。

なお、ChromebookでLINEを使う方法は下記記事をご参照ください。

TikTokやインスタも

その他のメリットとしては、他のウィンドウの前面に出せること。でかいPicture-in-Pictureのように使えます。

また、TikTokやインスタなど、Chromebookから起動するとログインや2段階認証などがあって面倒ですが、このアプリストリーミングを使うとそういった手間が一切不要になります。ちょっと使いたいときに便利ですね。そういった意味では便利だと思います。

古いChromebookでも今すぐアプリストリーミングを体験する方法 まとめ

以上、一足早くアプリストリーミングを体験する方法でした。アンドロイドスマートフォンをお持ちの方はぜひお試しください。

  • Chromebookで「chrome://flags」を開き、以下の3つのフラグを「Enabled」にする
    • android-phone-hub-app-streaming-support
    • cros-phone-hub-enable-app-streaming
    • enable-phone-hub-gmscore-integration
  • ChromebookとAndroidスマホでスマートフォンハブをセットアップする
  • Chromebookでスマートフォンハブを開き、ストリーミングしたいアプリを選択

ソース:About Chromebooks

  • この記事を書いた人

ともぞう

つくば在住のアラフォー会社員。他に「初心者による初心者の為のウイスキーの話など。」や「OLD ROOKIE」などを運営しています。

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