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コラム

新しいChromebookでは「自動更新ポリシーの有効期限」をあまり気にしなくてもいい理由

2021年12月22日

自動更新ポリシーの有効期限をあまり気にしなくてもいい理由

はじめまして、Chromebookを9年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。

今日はChromebookの「自動更新ポリシー」についての話題です。

ChromebookにはChromeOSのアップデートが適用される「自動更新」の期限があり、モデルごとにアップデートが受けられる有効期限が定められています。要するにChromebookのサポート期間で、この期限を過ぎるとアップデートができなくなるというものです。

Chromebookの自動更新ポリシーとは

Chromebookの自動更新ポリシーはGoogleが定期的にリリースする新しいバージョンのChrome OSを自動的にインストールすることを保証するものです。これにより、Chromebookのセキュリティが最新の状態に保たれ、新しい機能や改善点が利用できるようになります。

このポリシーは、製造元が定めた期間の間、自動更新を受け取ることを保証します。

自動更新ポリシーの有効期限が過ぎても、ログインできないなどといったことはなく、使えなくなる訳ではありませんが、セキュリティ上の不安は残ります。

それでも2020年あたりで販売を開始した比較的新しいモデルについては自動更新ポリシーの有効期限については気にしなくてもよいというのが私の見解です

古いモデルを買う際はもちろんチェックしておく必要があります。

以下、理由を解説します。

Chromebookの自動更新ポリシー有効期限は長い

Chromebookの自動更新ポリシー有効期限は発売から10年と非常に長くなっており、多くのモデルがセキュリティアップデートや機能追加を長期に渡り受けられる状況になっています。

例えば、昨年デビューしたヒットモデル「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook 」や11.6インチコンバーチブルタイプのスタンダード「Acer Chromebook Spin 311」の自動更新ポリシー有効期限は2028年6月までと非常に長い。

Lenovo IdeaPad Duet Chromebook
Lenovo IdeaPad Duet Chromebook

ASUSのハイエンドモデル(CM5やCX5400)に至っては2029年6月まで。これだけあれば十分でしょう。

自動更新ポリシー有効期限前に賞味期限が切れる

Chromebookは、自動更新ポリシーの有効期限が切れたからといって、すぐに使えなくなるわけではありません。しかし、古いモデルは有効期限切れ前に「賞味期限」切れを迎える可能性が高く、快適に使用できなくなる可能性があります。

つい先日、2015年に購入したChromebook「Acer Chromebook CB111」を久しぶりに起動したところ、自動更新ポリシーの有効期限が切れていました。Chrome OSバージョンは記事執筆時点で「Chrome OS 96」なのですが、CB111では更新が「Chrome OS 92」をもって終了していました。

「自動」更新の期限と言ってますが、手動でもアップデートは不可でした。

実際のところは警告メッセージが表示されるものの、何が出来ないということもなく、普通に使うことは使えます。

ただ、このChromebookがまだまだ快適に使えるかというと答えはノー。これは自動更新ポリシーとは関係がなく、純粋にスペックの問題です。

このAcer CB111も買った当時(2015年8月)は快適に使えていましたが、ChromeOSの進化に伴ってスペック要件が上がっているせいか、現時点では一つ一つの動作が鈍く、とても快適に使えたものではありません。

CPUがCeleron 2840、RAM 2GBという構成なので無理もない

27,000円で購入したモデルですが、無事天寿を全う。しばらくは塩漬けにしておきます。

Acer Chromebook CB3-111 face
2015年に購入したChromebook

息子に買った「ASUS Chromebook C101PA」 も丸4年が経ち、そろそろ性能的に息切れ状態。このモデルの自動更新ポリシーは2024年6月まで。

他にもChromebookを所有していますが、例えば3年ほど前に妻に購入したDellの安いモデルは、動作が非常にもっさりしています。

ということで、例えば「Mediatek 8183C」を搭載したエントリーモデルである「Acer Chromebook Spin 311」などでは、あくまで私の予想ですが、快適に使えるのはせいぜい5年といったところ。

第11世代Core i5などを搭載したハイエンド型は、もしかすると2029年まで快適に使えるかもしれませんが、安価なモデルでは自動更新ポリシーの有効期限が過ぎる前に、快適に使える状態ではなくなることが予想されます

機能が限られている分、ブラウザを快適に使えるのがChromebook。快適でなくなればChromebookを使う意義がありません

これが新しいモデルに関しては「自動更新ポリシーの有効期限」をあまり気にしなくてもいい理由です。

安価なモデルは避けるべき?

なら安いモデルは避けた方がいいかというと、必ずしもそうではありません。

快適に使える期限を短く見積もって3年としても、仮に本体価格が3万円なら、年間で1万円=月割833円=日割28円程度の出費で使うことが出来ます。これなら十分に価値があると思います。

3~4年後なら今よりも確実に良いモデルが出ているので、その時に買い替えるかどうか検討すると良いと思います。

型番の古いCPUを載せたものについては話は別で避けた方が良いです。目安としてはCPUが「Mediatek 8183C」以上、CeleronならN4000以上が最低条件です。これより性能が下のモデルはすでに賞味期限切れの可能性があります。

Chromebook 自動更新ポリシーの有効期限の確認方法

「あまり気にしなくてもいい」と知らないおじさんに言われても気になりますよね。自動更新ポリシーの有効期限は以下のページで確認することが出来ます。

新しいモデルかどうか分からない、という場合もあると思いますので、購入を検討しているモデルがある場合は事前に一度チェックしてみてください。

新しいモデルに関しては「自動更新ポリシーの有効期限」をあまり気にしなくてもいい理由 まとめ

Chromebookは自動更新ポリシーの有効期限だけでなく、性能やバッテリーの状態なども考慮して、賞味期限を判断することが重要です。

賞味期限切れが心配な場合は、新しいモデルへの買い替えを検討しましょう。また、定期的なメンテナンスを行うことでChromebookを長く快適に使用することができます。

▽ で紹介しているモデルについては自動更新ポリシーを確認済みです(2023年1月)。

  • この記事を書いた人

ともぞう

つくば在住のアラフォー会社員。他に「初心者による初心者の為のウイスキーの話など。」や「OLD ROOKIE」などを運営しています。

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