当ブログ管理人(ともぞう)はAmazonのアソシエイトとして]は適格販売により収入を得ています。

Linux

ChromebookでLinuxを使う方法② GUIを使ってLinuxアプリをインストールする手順

2021年7月27日

ChromebookでLinuxを使う方法②GUIを使ってLinuxアプリを
インストールする手順

はじめまして、Chromebookを9年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。

Chromebookは軽量で持ち運びに便利なノートパソコンとして人気ですが、近年はLinux機能が搭載され、さらに使い勝手が向上しました。この機能を活用すれば、ChromebookでGUI環境のLinuxアプリをインストールして、より幅広い作業が可能になります。

前回の記事「ChromebookでLinuxを使う方法① Terminalからソフトをインストールする手順」ではターミナルを使ってChromebookでLinuxアプリをインストールする方法を紹介しましたが、今回はGUIでLinuxアプリをChromebookにインストールする方法を紹介します。

コピペでできるコードを載せますので、Linuxの知識がなくてもOKです。

導入にはやや手間がかかりますが、一旦導入できればアプリのインストールは簡単にできるようになります。

Linuxアプリの有効化がまだの方は、下記記事を参考に有効化しておいてください

関連記事:ChromebookでLinuxを使う方法① ターミナルでアプリをインストールする手順 - Chrome通信

GNOME(グノーム)のインストール

GUIでアプリをインストールするにはまず GNOME(グノーム)と呼ばれるものをインストールする必要があります。

インストールは下記記事を参考にしましたが、私のようなLinuxの門外漢は「sources.listに追加」といわれた時点でつまずく。ここを補足するかたちで進めます。

まず前回インストールしたターミナルアプリを開き、以下のコマンドを打ち込みます。

vim /etc/apt/sources.list

これでテキストエディタ「vim」で「 sources.list 」ファイルを開くことができます。「vim」はテキストエディタで、通常のエディタの使い方とは全く異なるのですが、とりあえず以下のように進みます。

  • [i]を押下し、「挿入モード」へ移行
  • 下記コマンドをCtrl+Cでコピーし、ターミナルに移動してCtrl+Shirt+vでペースト
deb http://ftp.jp.debian.org/debian buster main contrib non-free
deb http://ftp.jp.debian.org/debian buster-updates main contrib
deb http://ftp.jaist.ac.jp/debian buster main

終わったらescを押下。その後[:w]と打つと変更内容が保存され、[:q]と押せばvimが終了。ターミナル画面に戻ります。

エラーが出る場合は強制モードの [:w!]、 [:q!]を試します。

当方のターミナルではエラーが出て、souces.listから何故か[ deb http://ftp.jp.debian.org/debian buster main contrib non-free ]のところが欠落しているのですが特に問題はないようです。

あとは ChromebookでGNOME Softwareをインストールする - Qiita の手順通り、ターミナルに

$ sudo apt update

と打ち込み、次に

$ sudo apt install gnome-software gnome-packagekit

と入力、最後に

$ sudo apt update

とすれば終了です。鳥の顔みたいなアイコンの「パッケージ」というアプリがランチャーのLinuxアプリフォルダに追加されたら成功です。

ChromebookのランチャーにLinuxアプリ専用フォルダが追加された

GNOMEは直観的に使える

上記手順で追加したパッケージアプリを開くと、▽ようにソフトの一覧が表示されます。

ターミナルでアプリをインストールする場合だとソフト名を予め知っておく必要がありますが、この方法なら色々なアプリを探すことが出来ます。

ChromebookでLinux Gnomeアプリを開いた様子
Showのところでカテゴリを指定するとより絞った検索が可能です。

試しにTexWorkをインストールしてみました

アプリをクリックすると表示されるインストールボタンをクリックすると自動でアプリがインストールされます。

Linuxアプリが役に立ったエピソード

リモートワーク日にトラブルが発生、至急イラレのソフト(.ai)を扱わなくてはいけない事案が発生。

一瞬出社を覚悟しましたが(会社にはイラレが入ったPCがあるが自宅にはない)、休日出勤は絶対に嫌な私はダメ元でInkScapeをインストール。無事にaiファイルを扱うことが出来て事足りました。

Windowでええやん?と思うかもしれませんが、滅多に使わないソフト・使わない可能性もあるソフトをやたらとWindowにインストールするのは回避したい。アンインストールしてもレジストリにゴミが残ったりするのが嫌なので。

Chromebookの場合はいざとなるとパワーワッシュをすればスッキリとします。

エラーが出るときの対処法

時折インストールは出来るものの実行するとエラーが発生することがあります。

そのような場合はアプリを一旦アンインストールし、ターミナルを使ってインストールすると上手く行くケースがあります。

ターミナルを使ってアプリをインストールする方法は下記記事を参照してください。

関連記事:ChromebookでLinuxを使う方法① ターミナルでアプリをインストールする手順 - Chrome通信

Chromebook GUIを使ってLinuxアプリをインストールする手順 まとめ

今回紹介した手順に従えば、ChromebookにGUI環境のLinuxアプリを簡単にインストールすることができます。これにより、Chromebookでできる作業の幅が大きく広がり、より自由度の高い使い方を実現できます。ぜひ、この方法を活用して、Chromebookをさらに便利に活用してください。

  • この記事を書いた人

ともぞう

つくば在住のアラフォー会社員。他に「初心者による初心者の為のウイスキーの話など。」や「OLD ROOKIE」などを運営しています。

-Linux