Chromebook トラブルシューティング

Chromebookで体験したトラブルの解決方法をまとめて記しておきます。特に日本語の設定でお困りの方は必見です。

設定画面について

現状、Chromeブラウザの設定とChrome OSの設定がふたつに分かれています。ブラウザの右上の3点アイコンから入るとChromeブラウザの設定に、右下のステータストレイの歯車ボタンをクリックするとChrome OSの画面に入ります。

以下で説明する「設定」はすべて「Chrome OSの設定」を指します。

フリーズしたときは再起動を試す

[電源キー」と[リロードキー] の同時押しで強制的に再起動します。フリーズやその他のトラブルは大体これで解決します。

日本語入力に関するトラブル

Chromebookの日本語にまつわるトラブルの対処法です。

テキストファイルの文字化け

ドロップボックスなどに入れたテキストファイルはそのまま開くとブラウザ上で表示されますが、初期設定のままだと文字化けすることがあります。

対処法は設定メニューから「その他のツール」→「エンコード」。一番上の「自動検出」をクリックすると次回から自動検出して表示してくれます。

これでダメな時はエンコードの種類を手動で選ぶか、テキストアプリを使って開くことになりそうですがまあ大丈夫でしょう。

日本語キーボードになっているのに半角英語になってしまう

右下のタスクトレイ>「Google日本語入力(USキーボード用)」をクリック。ここで「ひらがな」を選択すれば治ります。

ちなみに言語の切り替えは「Shift+Alt」もしくは「Ctrl+スペースバー」で切り替えることが出来ます。

なお、詳しい日本語の設定は下記記事を参考に。

もっと詳しく

かな入力になってしまった

キーボードの設定から「入力方法を管理」>「Google日本語入力(USキーボード用)」の右のアイコンをクリックします。

Chromebook 言語と入力

ここで「かな入力」というメニューを探し、ここを「ローマ字入力」に変更します。

ひらがなが打てなくなった

右下にある「あ」をクリックすると入力方法のウィンドウがポップアップ。ここでひらがな以外になっている場合は「ひらがな」にします。

Caps Lockされてしまった

Caps Lock機能は[ALT]+[検索キー]でオン・オフを切り替えます。

キーを押しっぱなしにしてもカーソルが一文字分しか動かない

矢印キーを押しっぱなしにするとカーソルが連続して動きますが、矢印キーを押しっぱなしにしてもカーソルが一つ分しか動かない時がありました。そんなときの解決方法です。

Chrome OS設定を開き、左のメニューで[デバイス]を選択>[キーボード]欄右の矢印をクリックします。

Chromebookの設定画面 デバイス>キーボード

[自動リピートを有効にする]というスライドメニューをオンにして完了。

自動リピートを有効にする

[リピート回数]はどれくらいの速さでリピートするかということで、短くすると速く進むようになります。

補足

初期設定のままではキーが若干ずれる場合は右下のメニューをクリックし、言語設定を以下のように設定すると上手く行きます。

Chromebook  設定 言語と入力

Bluetooth機器が接続できないとき

Bluetoothが接続できない原因は接続方法の手順にあることがあります。

Bluetooth機器への接続方法

ChromebookでBluetooth機器に接続する手順は

  • Chromebook側でBluetoothをオンにする
  • Bluetooth子機をペアリングモードにする
  • Chromebook側でデバイスを追加する

ChromebookでBluetoothオンにする前にBluetooth機器でペアリングモードへの切り替えをすると接続できないことがあります。以下詳細です。

Chromebook側でBluetoothをオンにする

ChromebookでBluetoothを使うにはステータス領域内の「Bluetooth」と書いてあるところをクリックするだけ。オフにするときは再度アイコンをクリック。

次にペアリングですが、上の画像のBluetoothアイコンの直下にあるプルダウンメニューをクリックするとデバイスの一覧が表示されます。

以前ペアリングしたものは自動的に検出してペアリングされます。初めてペアリングする際は対象機器をクリックして案内に従ってペアリングします。

Bluetooth機器が使えない場合、スマホとBluetooth機器がペアリングされていないか確認してみて下さい。

キーボードショートカットの挙動がおかしいとき

最近のChrome OSのアップデートと共に[検索キー]に[Google Assistantキー]が自動的に上書きされ、結果的に[検索キー]が絡むキーボードショートカット(検索キー+数字でファンクションキーなど)が使えなくなることがあります。[検索キー]に[検索]機能を割り当てると解決します。

手順は右下のタスクトレイを開き歯車アイコンをクリックし設定画面を表示。[キーボード]をクリック。

キーボードに関する設定

その後[検索]のところをクリックするとプルダウンメニューが出てくるので[検索]を選べばもとに戻ります。

トラブル解決の最終手段その① パワーウォッシュ

何をやっても問題が解決しない場合の最もパワフルな対処法は「パワーウォッシュ」。

これはChromebookを工場出荷時状態に初期化するというものです。「ファイル」に入れたファイルも含め、ローカルに保存したデータは全て消えますので、残したいデータはあらかじめGoogle Driveか外付けメディア(USB、SDカード)などへ退避しておきます。

パワーウォッシュは[設定]>[詳細設定]と進んで一番下にあります。

作業自体は5分とかかりません。

パワーウォッシュ後はセットアップ作業をやり直しますが(GoogleアカウントへのログインとWifi設定)、日本語入力方法やトラックパッドの挙動などの各種設定はアカウントに紐付けられているので自動で復元してくれます。

トラブル解決の最終手段その② Chrome OSを再インストール

Chrome OSの入ったUSBを別PCで用意して(正常なChormebookがあればそれで用意できます。念のため作成しておくのもひとつ)、そこからChrome OSをクリーンインストールする方法です。

ここまでやる必要はまずないと思いますが、そもそもChrome OSが立ち上がらない、などのエラーの際には試す価値があります。手順は下記公式サイトで確認されたし。

バッテリーの状態をテスト

通常のノート型PCと同じく使い続けているとバッテリーは摩耗していきます。分解して交換という手もありますが自己責任になります。

バッテリーの状態をテストする方法があるので記します。

まずブラウザを開いた状態で[Ctrl]+[Alt]+[T]同時押しでcroshを起動し[battery_test]と入力。約5分ほどでテスト結果を示してくれます。

memo

PCやスマホはバッテリーが0%の状態で長期間放置するとバッテリが完全に死んで2度と充電できなくなることがあります。長期間使わないときはバッテリを50%くらいにした上で定期的に電源をつけると良いらしいです。

水に濡らしてしまった

水がこぼれた時は以下の手順通りに対処。

  1. 電源につないでいるときはプラグを外す
  2. 直ぐにChromebookを逆さまにして排水しながら[電源キー](フリップタイプはサイドにある[電源ボタン])を長押しして電源を切る
  3. シャカシャカ振って水を切る
  4. 裏返して開いた状態でタオルの上に置き、そのまま2~3日放置

重要なのは「電源がつくかどうか試したくなる」衝動を抑え内部が完全に乾くまで放置することです。

一度、その後、電源がつかなくなったときがあるのですが、分解して掃除したら治ったことがあります。とは言え、治ったのはたまたま。
とにかく水分がなくなるまで乾かすに限ります。

memo

大量に液体をこぼしてしまった時は、覚悟を決めて分解清掃するのも手。裏のネジを全て外して、つなぎ目にマイナスドライバーを突っ込んでこじると外れます。Chromebookはシンプルな構造なので、あまりハードルは高くありません。ただ、あくまでも自己責任で。また、こじったところは確実に小傷が付くので、本当に最終手段としたい。

まとめ

また何か変わった点があれば記事内容をアップデートします。

【2024年5月最新版】Chromebookの選び方ガイド

8つのチェックポイントとおすすめ厳選モデル8選

2019年5月5日

執筆者: ともぞう