はじめまして、Chromebookを8年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。
今回は「ChromebookをテレビやPCモニターなどの外部ディスプレイに接続する方法」と「マルチディスプレイ環境下でChromebookをより便利に使うための設定項目」を解説します。
Chromebookを外部ディスプレイに接続してマルチモニターで使う予定の方は必見です。
外部ディスプレイへの接続はHDMIかUSB Type-Cポートで
Chromebookを外部ディスプレイに繋ぐにはHDMIポート、もしくはUSB Type-Cポートを使用します。どちらを使うかは機種によりますが、最近ではUSB Type-Cポートを採用しているモデルが多い印象です。
HDMIポートがあるChromebookの場合は、普通のHDMIケーブルで外部ディスプレイと接続すれば、簡単にデュアルディスプレイ環境になります。
HDMIポートのないChromebookの場合は、USB Type-Cポートを使って外部ディスプレイへ接続することになりますが、方法は以下の2通り。
- USB Type-C⇔ HDMI変換ケーブルを使う
- USB Type-C⇔ HDMI変換アダプタ⇔HDMIケーブルを使う
①の「USB Type-C⇔ HDMI変換ケーブル」を使う方法は配線がスッキリするというメリットがあります。
USB Type-C⇔ HDMIケーブルとはこういったものです。これならChromebookをモニターに接続することが出来ます。

一方、②のUSB Type-C⇔HDMI変換アダプタを使う方法は少々かさ張りますが、HDMIポートのほかにUSB Type-AポートやType-Cポートが備わっているものを選ぶと拡張性の面で利点があります。
変換アダプタは商品によりポートの種類や数が異なりますのでお好みで。
ただし、安いハブだとフルHDまでしか対応していないケースがほとんど。4Kディスプレイを使う方は4K対応が明記されている商品がおすすめです。また、安い中華製USB-Cハブを買ったところ、接触不良が出てしまいました。やはり安心のAnker製にすれば良かったと後悔中です。

また、この方法では別途HDMIケーブルが必要なので、買い忘れにご注意ください。
△私調べだと品質・価格の両面からAmazonベーシックタイプが断然おすすめ。
ディスプレイのインターフェースについて
ディスプレイにHDMIポートがある前提で話を進めてきましたが、もしディスプレイにHDMIポートがない場合は、DVIやVGAからHDMIポートへ変換するものや、VGA/DVIポート⇔USB-C変換ケーブルなど、お手持ちのディスプレイに適したものをご用意ください。
例えば下記のようなケーブルを用意すれば、古いディスプレイでもマルチディスプレイ化することが可能です。筆者が実際に使ってみてChromebookで動作を確認済みです。

Chromebook ミラーリングと拡張表示の切り替え方
外部ディスプレイでの表示に関しては通常のPCと同様、Chromebookと外部ディスプレイで同じ画面を表示するミラーリングモードと別々の画面を移す拡張表示機能があります。切り替えるコマンドはCtrlとウィンドウボタン()の同時押しです。
Chromebookのディスプレイに関する設定項目
Chromebookと外部ディスプレイをケーブルでつなぐと自動的に画面が拡張出力されますが、ここでは外部ディスプレイをより使いやすくするための設定方法をご紹介します。
Chromebookのディスプレイに関する設定の目玉はディスプレイの配置に関する設定で、外部ディスプレイをChromebookのどちら側に置くかというもの。
例えば外部ディスプレイをChromebookの左に配置する場合、Chromebookの左端=外部ディスプレイの右端を接続してマウスカーソルが行き来できるようにした方がより直観的に操作できます。
設定方法は、まずChrome OSの設定画面を開きます。
Chrome OSの設定画面を開いたら左端のメニューからデバイスを選択し、ディスプレイを選択すると設定画面に入ります。
ディスプレイの設定画面
ディスプレイの設定画面は以下のように表示されます。下の画面はChromebookをSHARP製テレビと接続している状態です。
画像ではSHARPのテレビが右側に配置されています。この場合はChromebook内蔵ディスプレイの右端とテレビ画面の左端が繋がっていて、そこからマウスカーソルが行き来できる状態です。
つまり、下記イラストのような状態になっています。

設定画面の「画面」欄に「拡張ディスプレイ」とありますが、プルダウンメニューから外部ディスプレイを「メイン画面」にすることも可能です。
外部ディスプレイのアイコンはドラッグ&ドロップで配置を変えることが出来ます。TVのアイコンをドラッグして左に持ってきたのが次の画像。
今度はChromebook内蔵ディスプレイ左端とテレビ画面右端が繋がっている状態です。
上下に配置することも
さらにディスプレイを上下に配置することも可能です。この場合はChromebook内蔵ディスプレイ上端と外部ディスプレイの下端が繋がります。
Chromebookを手元に置きつつTVに接続するといった場合では使い道があるかもしれません。
あとは「ウィンドウを複数のディスプレイで表示できるようにする」という機能がありますが、これをオンにすると2つのディスプレイを結合してあたかも1つのディスプレイのように表示するというもの。この機能をオンにした場合、例えばChromeブラウザを最大化すると2つの画面に跨って1つの画面が表示されます。特に使い道がないですが、Chromebookと同じサイズのサブディスプレイがあるなら使える可能性がある程度です。
なお、設定画面にある内蔵ディスプレイとはChromebookのディスプレイのこと。ここで解像度の変更ができますがキーボードショートカットのCtrl+Shift+[+/-/0]を使う方が便利です。
Chromebookを外部ディスプレイに接続する方法と使いやすくする設定 まとめ
デュアルディスプレイは一度使うと戻れないくらい便利です。PCモニターは今かなり値段が下がっていて、24インチの高解像度モニターが15,000円程度となっています。
机でChromebookをお使いの方は、導入を検討してはいかがでしょうか?
Chromebookのディスプレイの設定に関する説明は以上になります。