ゲーミング

ChromebookでSteam Linkを使ってPCゲームをリモートプレイする方法

2021年2月3日

ChromebookとSteam LinkアプリでPCゲームをリモートプレイする方法

はじめまして、Chromebookを9年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。

場所を選ばずにPCゲームを楽しみたい!そんなあなたに朗報です。

ChromebookとSteam Linkアプリを使えば、まるでゲーミングPCを持ち歩いているような快適さで、PCゲームをリモートプレイすることができます。今回はSteamゲームをWindwsからChromebookにストリーミングしてリモートプレイする手順を紹介します。

また、なるべく快適にプレイできるようSteam Linkの設定項目もスクリーンショットと共に解説したいと思います。

もしChromecast with Google TVがあればそちらにSteam Linkアプリを入れた方が簡単です。

Steam Linkの使用を決めたきっかけ


私事ですが、しょぼいグラフィックカード(NVIDIA GeForce GT 1030)を挿した型落ちデスクトップPC(第4世代Core i7搭載)でSteamゲームをプレイしています。

Steamも最近はFinal Fantasy(ファイナルファンタジー)、ドラゴンクエスト、モンスターハンター、ダークソウルなどのビッグタイトルや、話題の「アトリエシリーズ」などがプレイできるようになり、ますます便利になっています。

ライトゲーマーの筆者はわざわざ「PS5」を買うほどの情熱はないのですが、手持ちのPCに1万円ほどのグラフィックカードを追加してゲームプレイ、そしてゲーム以外の恩恵も得られるなら悪くない。ということでグラボを手持ちのデスクトップPCに挿して、デスクトップPCでのSteamゲームに興じています。

ただ、PCがおいてある冬のデスクは足元が寒い。出来ることなら「こたつ」に入ってテレビの大画面でプレイしたい。そんなワガママプレイを叶えるのが「Steam Link」アプリです。

これをChromebookにインストールすることでデスクトップPCのSteamゲーム画面をChromebookに映すことが可能になります。

タッチコントロールにも対応しているので、タッチを必要とするアンドロイドゲームでも恩恵があるかもしれません。

以下、ChromebookでSteam Linkを使うための設定手順を紹介します。

ChromebookでSteam Linkを使うための設定手順

全体の流れとしては

  • ホストPCのSteamでセキュリティコードを設定
  • ChromebookにGoogle Play StoreのSteam Linkアプリをインストール
    • 起動するとPINコードが表示される
  • ホストPCのSteamでRemote Play設定画面に進み、[STEAMリンクをペアリング]をクリック
  • Chromebookに表示されている認証コードを入力

となります。

Steam Link を初期設定してPCと接続

最初にホスト側PC(SteamをインストールしたWindowsなど)のSteamでリモートプレイの認証に使用する任意のPINコードを設定します。

Steamを起動し、左上のSteam>設定>Remote Playとすすんで[セキュリティコードを設定する]というボタンをクリック。
任意のPINコードを設定します。実際にリモートプレイする際はこのPINコードの入力が求められます。

Steamアプリでリモートプレイの設定を行う
セキュリティコードを設定


次にChromebook側でGoogle Play Storeの「Steam Link」アプリをインストールして起動すると、4桁の認証コードが表示されます(上記PINコードとは別物です)。

Google Play で手に入れよう

ChromebookでPINコードが表示されたら、ホスト側PCでRemote Play設定画面に進み、今度は[STEAMリンクをペアリング]をクリックし、Chromebookに表示されている認証コードを入力します。

Steamでペアリング設定

これでペアリングは完了です。

ChormebookでSteam Linkを起動して設定

ChromebookでSteam Linkアプリを立ち上げると以下の画面が表示されます。このままプレイを開始してもよいのですが、より快適にプレイできるよう各種設定を行います。

Steamリンクのホーム画面

Steam Linkで快適に遊ぶための設定


ホーム画面右上の歯車アイコンをクリックすると設定画面になります。

Steamリンクの設定画面


コンピュータのところは設定不要です。

ストリーミングの項目は自宅のWifi環境などを考慮して設定します。カクついたりするときは、動画のところを[高速]に設定すると良いと思います。

Steamリンク ストリーミング設定


当方の環境でネットワークテストすると100Mb/秒までは成功します。軽めのゲームだと「バランス」、重めのゲームは「高速」に設定しています。

コントローラーの設定ですが、Chromebookに挿したあとボタン配置の設定が必要です。ガイダンスに従ってボタンを入力していけばOKです。

手持ちで3つゲームパッドがあるのですが、ゲームパッドによっては使えないものもありました

ワイヤレス通信対応ゲームパッドならホスト側に受信機を挿せば、物理的にプレイできる範囲が狭くなるもののプレイは可能です。

Steamリンク コントローラー設定

Steamをプレイするときにおすすめの無線コントローラー

Steam Linkを実際にプレイした感想

HP Chromebook x360 14cをテレビ画面に出力し快適に「ウイイレ2021」をプレイしています。たまに画面が荒くなったりしますが、そういったときにはWi-Fiに問題があるケースが考えられます。

実際にWifi中継機を導入してぐっと安定しました。2000円程度なのでおすすめです。

どうしても不安定なときは、一度Steam Linkを再起動し、ネットワークテストをすると劇的に改善することがあります。

「ウイイレ」はホスト側PCでも荷が重いため設定を最低限に落としていますが、そんなに画像は悪くないです。動きが激しいゲームですが60fps前後をキープしており特に問題はありません。少なくとも画質はPS3よりはずっと良いです。

以下は実際のプレイ画像です。ウイイレといいつつ画面はニーア・オートマタ・・・画像が粗いですが、これはしょぼいグラボのため。

あくまでストリーミング(実質はリモートデスクトップ+αという感じです)なので、実際の画質はネットワーク速度とホスト側PCの性能に依存します。

ニーア・オートマタなどの重めのゲームはGT 1030では荷が重く、ホスト側PCで映像の設定をかなり落としても25fpsがやっと。

Steamでウイイレ2021をリモートプレイ2

ChromebookでSteam Linkアプリを使う際の注意点

ChromebookでSteam Linkアプリを使ってPCゲームをリモートプレイする際の注意点は以下の通りです。

ネットワーク環境

  • 快適なプレイには、高速かつ安定したネットワーク環境が必要です。無線LANの場合は5GHz帯を利用しましょう。
  • ホストPCとChromebookが同じネットワークに接続されていることを確認してください。

その他

  • Chromebookのスペックによっては、十分なパフォーマンスが得られない場合があります。
  • ゲームによっては、コントローラーが必要となる場合があります。
  • 長時間プレイしていると、Chromebookのバッテリーが消耗しやすくなります。

ChromebookとSteam LinkアプリでPCゲームをリモートプレイする方法 まとめ

上記のように、ChromebookとSteam Linkアプリを使えば、場所を選ばずにPCゲームを楽しむことができます。設定も簡単で、すぐに始められるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

なお、以下のデバイス(Chromecast with Google TV)を使えばTVにSteamゲームを写すことが可能。PCゲームを大画面で楽しみたい方におすすめです。

Chromebookを使用してSteam Linkアプリを介してSteamゲームをリモートプレイする流れ おさらい

  • Chromebookの「Google Playストア」アプリで「Steam Link」アプリを探してインストール
  • SteamをインストールしたホストPCを起動し、Steamアカウントにログイン
  • Steamクライアントの設定から、Steamリンクを有効化
  • Steam Linkアプリを開き、Steamアカウントにログイン
  • Steam Linkアプリがコンピューターを検出するのを待つ
  • ChromebookでSteamゲームをプレイ
  • この記事を書いた人

ともぞう

つくば在住のアラフォー会社員。他に「初心者による初心者の為のウイスキーの話など。」や「OLD ROOKIE」などを運営しています。

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