はじめまして、Chromebookを8年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。
今回はOSが異なるデバイス間の「ファイル共有が面倒くさい」問題に関する話題です。
私はiPhoneとWindowsという相性が最悪な組み合わせを長年使っていて、デバイス間のファイル共有の最適解を求めて色々と試してきましたが、Snapdropというウェブサービスに落ち着きました。
Snapdropならデバイスを選ばず、Bluetooth機能もいらない簡単操作で、デバイス間のファイル送受信が可能です。
使い方を解説します。
今までに試した方法と問題点
まず今までに試した方法と、その問題点を挙げてみます。興味のない方は飛ばしてください。
ブログを書いているのでスマホで撮った写真やスクショをデバイス間でやり取りすることがあるのですが、これが案外と手間。
今までに試した方法をリストアップすると
- Nearby Share (主にAndroid-Chromebook、Windows-Windows)
- PushBullet
- Send Anyware
- Googleフォトへのアップロード&ダウンロード
- Windowsのスマホ同期アプリ(Android-Chromebook)
というところ。どれも一長一短という感じで、例えば
- Nearby ShareはBluetoothと位置情報をオンにする手間がかかる
- PushBulletは複数のファイルのやり取りに不向き
- Send Anywareは受信する際にコード入力が面倒
- Googleフォトから複数ファイルをダウンロードするとフォルダを解凍する必要があり面倒
- Windowsのスマホ同期アプリはAndroidの操作不要でカメラの画像にアクセスできるが、複数ファイルのダウンロードができない
と不満が尽きない。
そんな折、Snapdropというウェブサービスを発見。現在ではこれに落ち着きました。
Snapdropの使い方と特徴
Snapdropの使い方は非常にシンプル。流れは
- 送受信するデバイス両方のブラウザでSnapdropのページを開く
- 送信側でファイルを選択
- 受信側でファイルを受け取る
以下、詳しい手順です。
Snapdropでファイルを送る手順
送受信するデバイスでSnapdropを起動します。PC(Windows、Mac、Linux、Chromebook)ならブラウザで「Snapdrop」へアクセス。
スマホの場合は「Snapdrop」アプリを起動します。
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今回はWindowsとAndroid(Pixel 5)間のファイルのやりとりを例に解説します。
PCブラウザで 「Snapdrop」 を開くとこんな感じです。これだけでPC側の準備はOK。
「Tomato Walrus」というのはランダムで出てくる名前なのでお気になさらず。
PCはこの状態にしておいて、次にスマホのSnapdropアプリを開くと次の画像のように表示されます。
上記画像ではWindowsのPC(Tomato Walrus)を検知した状態です。 特に操作は不要で、アプリを起動すると自動的に他のデバイスで有効化されているSnapdropを検出します。
スマホを起動すると、PC側でも表示が変化します。Pixelを表す「Chocolate Dog」アイコンが出現しました。

ファイルの送り方ですが、送信側から受信側のアイコンをタップ/クリックします。PCからファイルを送る場合はPCブラウザで「Chocolate Dog」をクリック。Androidスマホからファイルを送る場合は、スマホアプリで「Tomato Walrus」をタップします。
するとファイル選択画面になるので、送りたいファイルを選択します。受信側に通知が来るので、受け取りを許可するとファイルがダウンロードされます。
スマホから複数ファイルを送信する場合は任意のファイルを長押し>ファイル選択。完了を押すと送信されます。
ファイルの保存先はブライザで指定してある保存先になります。Chromeブライザの場合は右上の3点アイコンをクリック>設定を選択。下にスクロールしていくとダウンロード先を指定することが出来ます。Androidの場合はDownloadフォルダへ保存されます。ファイルアプリで開くことが出来ます。
OSが異なるデバイス間のファイル共有は「Snapdrop」が一番便利 まとめ
Snapdropが優れている点は
- どんなデバイスでもOK
- 事前の準備がほぼ不要
「どんなデバイスでもOK」というのは、例えばNearby ShareはiPhoneのみ使えない(Macでは使える模様)のですが、Snapdropを使えばChromebookーiPhone、WindowsーiPhone、Android-iPhoneという、まじりあうことのないデバイス同士でもスムーズにファイルをやり取りすることが可能になります。
「事前の準備が不要」に関してはファイル送受信前にBluetoothや位置情報をオンにする必要がありません。同一のLANに接続していればOKです。
また、スマホではアプリをインストールする必要がありますが、PCの場合はウェブサイトへアクセスするだけでOK。ソフトをインストールする必要はありません。
神サービスのSnapdrop。かつての私のようにiPhone&Windowsでファイルのやり取りに苦心している方に特におすすめです。