Linux

LinuxがChrome OSでサポートされると聞いて利用方法を考えてみた

2018年5月16日

Linuxのロゴ

LinuxアプリがChrome OSで正式にサポートされるようです。実装時期は未定。

Linuxは以前UbuntuをChromebookにインストールして使ってみたことがあるものの(関連記事:Chromebook CB3-111にUbuntuを入れて動かしてみた感想)結果あまり使わず、個人的にはあまり恩恵がないと言えばないのですが、Linuxの有能ソフトを要所で使うことでChromebookの利用価値が広がる可能性はありそうです。

Linuxとは

Linuxは、オペレーティングシステムの1つであり、Unix系のOSのひとつです。Linuxは、オープンソースソフトウェアであり、誰でも無償で利用することができます。多くの人々によって開発・改良がされており、多数のバリエーションが存在します。Linuxは、非常に堅牢で安定したシステムであり、Webサーバーやデータベースサーバーなど、サーバーシステムとしての使用が一般的ですが、一般的なパソコンでも利用可能です。また、多くのプログラマーや開発者が開発に使用しており、様々なプログラミング言語に対応しています。

Chromebookの機能を補完する可能性のあるソフト

まずLinuxで期待されると思われるのが画像編集ソフト。Chromebookで画像編集と言えばPixlrが定番ですが、広告がかなり大きめに表示されるため少し鬱陶しい。
となるとGimpが最有力候補ですが現状ではGIMP on roll Appを使うしか手段がありません。

このon roll App版は公式ではないうえサーバー上で動かすため動作がもっさりしたりと快適な状況ではないようです。InkScapeもon rollApp版しかない状態。さらに、以前と違いユーザー登録が必要となっています。

Linuxサポートがどのような感じでサポートされるかはまだ分からないのですが(ネットが不可欠?など)アプリがネイティブで動くそうですのでGimpやInkScapeはそれなりに使えるようになるのではないかと思われます。

より多くの動画形式への対応し、動画視聴が捗る

Chromebook純正のプレーヤーはmp4だと問題ないですがavi形式が音声だけになるなど万能とは言い難い。←→で3秒戻す・進めるHキーKキーで10秒戻す・進めるなどが出来るものの、操作性も今一つ。

対応形式の多いVLCプレーヤーがChromeウェブストアで提供されていますが不具合も多め。という訳で動画プレーヤーやエンコーディングソフトなどあればワンポイント的な登板もあり得るかというところ。

まあWindowsでやれば?という話なんですが、動画見るにはChromebookがいいんですよね。

Libre Officeでオフィスワークもできる

Linux系オフィスソフトLibre Office。マイクロソフト製オフィスの無料代替品ということでユーザーも一定数いるようです。

私は個人用ファイルは自動で同期してくれるGoogleのDocやSheetを使用し、仕事で仕方なくWordを使っています。

Libre Officeの経験がないのですが、オフィスを持ってない&Google Docシートスライドでは満足できない人や、もともとLibre Officeを使い倒している方には朗報になるのではないでしょうか。

豊富なテキストエディタが使える

Linuxはテキストエディタも豊富。

JavaScriptをガリガリ使う人などはAtom等使っていると思いますが、Chromebookの場合はどうでしょう。まあChrome自体で開発できるのですが使い慣れたものがあった方がいいと思います。

ソフトウェアの開発も可能

LinuxがあればJavaの開発環境ソフトeclipseNetBeans IDEやPython用IDLEなども利用可能です。

Android Studioなどもインストールする方法があるようです。

そんなことは()という意見もありつつカフェや新幹線の車内でJavaやPythonのコードを書きたい人がいるかもしれません。そんな方は間違いなくMacやサーフェスを持っていると思いますので、実質意味はないかも知れませんが、Chromebookでコードをかいてドヤることは可能です。

ゲームをプレイ

ゲーム配信プラットフォームSteamはLinuxに正式対応していますので、Steamのゲームをプレイすることが可能です。

ただやはりPCゲームはグラボがないとキツイので、おまけ程度に考えておいた方が無難でしょう。

LinuxがChrome OSでサポートされると聞いて利用方法を考えてみた まとめ

WindowsなりMacなりあれば今一つ必要性が感じられないLinux on Chromebookですが、Chromebookを普段から持ち運んで使っている方にとっては少し役に立つかもしれません。
勿論、もともとLinuxを愛用している人にとってはChromebookが選択肢となること請け合いです。

さらに9月からの新シーズンに向けて高機能なChromebookが多く開発中であるとの情報もあります。Linux搭載というのもこの流れの一因かも知れません。尤も最大の要因はChromebookを使えばもっと高性能なものを試してみたくなるということになるかと思います。Acer CB3-111を使い倒していた私ですが欲が出てAcer Chromebook for Work 14を買っていたというように。めっきり出番の少なくなってしまったAcer CB3-111ですがDevチャネルにしてカオス状態を味わうかいっそUbuntuを入れて勉強しようかなどと思案中です。

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ともぞう

つくば在住のアラフォー会社員。他に「初心者による初心者の為のウイスキーの話など。」や「OLD ROOKIE」などを運営しています。

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