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Windows版「ニアバイシェア」登場!Chromebookへのファイル送信ついに可能に!

2023年4月7日

Windows版ニアバイシェア(Nearby Share)Beta版をダウンロード

この記事のポイント

  • Windows版ニアバイシェアBeta版をインストールして使ってみた
  • WindowsからChromebookへファイル送信は出来たが、ChromebookからWindowsへのファイル送信はまだ無理だった
  • WindowsとAndroidではファイルの送受信が出来た

はじめまして、Chromebookを9年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。

今回はChromebookとWindowsのファイル共有に関する話題です。

ご存じの通り、現在AndroidとChromebook向けに、近くのデバイス間でワイヤレスでファイルを送受信できる「ニアバイシェア(Nearby Share)」という機能が提供されています。

ニアバイシェアは近くのデバイス同士で写真や動画、文書データなどをワイヤレスで簡単にやり取りできる便利な機能です。iPhoneのAir DropのWindows/Android版という理解で良いと思います。

そして先日、Windows版ニアバイシェアアプリのベータ版が公開されました。

ベータ版とは

ベータ版はソフトウェアの開発中に公開される最終テスト版のことです。開発者はアルファ版での基本的なテストを終えた後、ベータ版を一般ユーザーに提供し、さらに多くのテストを行います。この段階では機能の追加やバグの修正が行われることがあります。ベータ版は一般ユーザーによるフィードバックを受け取り、最終的な製品の完成度を高めるための重要な段階となります。

早速インストールして使ってみたので、使用感をお届けします。

結論としては、WindowsからChromebookへファイルを送ることは出来ますが、逆はまだ無理でした。一方、WindowsとAndroid間のやりとりは問題なく出来ました

Windows版ニアバイシェア インストール方法

Windows版ニアバイシェアベータ版を使うにはソフトのインストールが必要です。以下のページよりダウンロード可能です。

download nearby share beta for windows

上記ページの「Get started with Beta」ボダンをクリックして「BetterTogetherSetup.exe」ファイルをダウンロード、これをダブルクリックしてインストールという流れです。

まだベータ版なので、Microsoftのアプリストアには非掲載となっています。

Windows版Nearby Share 使用感

Windows版Nearby Shareを使うには、アプリを起動させておく必要があります。起動すると下記のような画面になります。

この状態でAndroidやChromebookからファイルを送ることが可能。送信する場合はファイルやフォルダを選択して送信先を選択します。

ファイルを選択すると付近のデバイスを検索します。Android(Pixel 5)とChromebookでニアバイシェアをオンにした状態で試してみたのが以下の画像です。

sending file by neaby share beta for windows 1

ChromebookやAndroidでのニアバイシェアの使用については下記記事をご覧ください。

ChromebookからはWindowsを検知出来ず

WindowsからAndroid/Chromebookへファイルを送ることは出来ましたが、ChromebookからはWindowsを見つけることは出来ませんでした。個人的にはChromebookのファイルをWindowsへ送る方法を模索していたので残念ですが、まだベータ版なので今後に期待です。

Windows版Nearby Shareに期待すること

今のところ、デバイス間のファイル共有は

  • Windows ⇔Windows
  • Android ⇔ Windows
  • Android ⇔ Chromebook

は可能ですが、「Chromebook ⇔ Windows」だけが無理。ChromebookからWindowsへファイルを送る方法としては、現状Snapdropアプリを使うという方法に落ち着いています。

ただ、ちょっと前に改変があり、エラーが多発するようになったので、今のところ微妙。Windows版Nearby Share完全版が出たらお役御免となりそうです。

Windowsのデフォルト機能「近距離共有」

実はWindowsには元々、Bluetoothを利用した「近距離共有」という機能があります。ファイルを右クリックで選択>送る>Bluetoothデバイス、と進めばファイルを送ることが出来ます。

Windowsの近距離共有ではWindowsへのファイル送信が可能

ところが、これで送ったファイルを受信できるのは現状では同じWindowsデバイスのみとなっています。

Windows版Nearby Share 使用要件

Windows版Nearby Shareの対応OSはWindows 10以降で、ARM版、32bit版では使用不可となっています。

また、Bluetooth機器が必要です。デスクトップPCなど、Bluetooth機能がない場合はUSBのBluetooth機器を使えば利用可能です。

Windows版Nearby Share まとめ

Windows版Nearby Shareベータ版ではWindowsとAndroid間でのファイルのやり取り、WindowsからChromebookへのファイル送信が出来るようになりました。

Chromebookからの送信にも対応すれば、デバイス間でのファイル共有がさらに便利に。今後のアップデートに注目です!

  • この記事を書いた人

ともぞう

つくば在住のアラフォー会社員。他に「初心者による初心者の為のウイスキーの話など。」や「OLD ROOKIE」などを運営しています。

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