はじめまして、Chromebookを9年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。
「オフラインでは何もできないただの箱」と揶揄されるChromebookは、オフラインでもちゃんと使えるデバイスです。Chromebook がオフラインでできることの例をあげると
- 動画視聴・音楽の再生
- 写真の編集
- Gmailの下書き
- メモ帳で文章作成
- Googleドキュメントでの作業
- Linuxアプリの使用
など。詳しく見ていきましょう。
動画や音楽の再生
ローカルフォルダやSDカードに入れた動画や音楽も再生可能です。対応している形式は以下の通り。
- .3gp
- .avi
- .mov
- .mp4
- .m4v
- .m4a
- .mp3
- .mkv
- .ogv
- .ogm
- .ogg
- .oga
- .webm
- .wav
容量が少ないChromebookでも10GBくらいは空きがあるので、出張中に映画を見る程度なら余裕。SDカードで足すこともできます。
Amazon Prime VideoやNetflixのコンテンツはGoogle Play Storeのアプリを利用することでローカルフォルダにダウンロードしておくことが可能です。
画像の編集
以下の形式の画像のリサイズやトリミング、コントラストの変更など簡単な編集なら可能です。
- .bmp
- .gif
- .jpg
- .jpeg
- .png
- .webp
より高機能な作業はFotorなどのオンラインアプリかAndroidアプリで対応します。
メールの下書き
Gmailもオンラインでメールの下書きをしたり、受領済みのメールを読むための設定は以下の手順で。
右上の歯車アイコンをクリック>[すべての設定を表示]をクリック
タブメニューで[オフラインを選択]
[オフラインメニューを有効にする]にチェックを入れる
[オフラインデータをパソコンに保存]にチェックを入れる
メモを作成する
オフラインでも動作するテキストエディタはいくつかありますが、おすすめは「Text」。ファイルはローカルかGoogle Driveに保存可能です。
Google Driveをオフラインで使う
Google Driveにあるファイルはオフラインで閲覧・視聴可能。変更箇所は次回オンラインになった時に自動で同期されます。その他、Chromebookのローカルフォルダに入っているファイルも開いて編集することが可能です。
Google Driveをオフラインで使う方法は下記記事をご参照ください。
Linuxのアプリを使う
2019年以降発売の全モデルと、2019年以前発売のいくつかのモデル(Pixelbookなどのハイエンドモデル)でLinuxアプリのインストールが可能になりました。Linuxアプリがネイティブで動くので、オフラインでの使用が可能です。
お手元のChromebookがLinuxアプリに対応しているかどうかの調べ方ですが、トップメニューの検索バーにて[Terminals]と打ってみて、Terminalsアプリが出てくれば、対応していることになります。この機能を有効化するには300MBくらいのストレージが必要になります。
Chromebookがオフラインで出来ないこと
そもそもパソコンをオフラインで使う人は稀だと思いますが、Chromebookがオフラインで出来ないことを一応記すと
- ブラウジングが出来ない→Windows、Macも同じ
- 高度な動画編集が出来ない→そもそもノートPCでやること自体に無理がある
その他、Webアプリを利用した作業は不可。とはいえそういった作業をわざわざ外でやる必要性は低いです。いざとなればテザリング機能を使えば良いのです。
Chromebook オフラインで出来ること 総括
外でChromebookを使う場合、上で挙げたデメリット以上よりもメリットの方が大きい。7秒で起動して4秒でシャットダウン出来るという手軽さと長いバッテリー持ちは出先でむしろその本領を発揮します。
Chromebookがあれば他のパソコンは要らないとかChromebookは全てにおいてWindowsやMacに勝ると言っているわけではありません。適材適所がありますし、実際にWindowsマシンも良く使います。
ただ「Chromebookはオフラインでは何も出来ない」というのは明らかな誤り。正しくChromebookを理解してその上で自分に合っているかどうか判断をするといいと思います。