はじめまして、Chromebookを9年以上愛用しているクロームブッカーともぞう(@tomozou3500)です。このブログではChromebookについての情報を発信しています。
常々Windows機でChromeOSのデュアルブートが出来ないものかと考えていたのですが、ついに実現しました。
Neverware社がCloudReadyというソフトを使ってWindows機に疑似ChromeOSをインストールする方法を公開しています。
CloudReady Free Download — Neverware
イメージファイルを保存したUSBメモリを作成してUSBからブートし、インストールするという流れになります。
操作方法は以下で解説しますが、事前に公式マニュアルを読んで熟知すべし。操作を間違うと元々と入っていたOSを含めた全データが消えますが、あくまで自己責任でお願いします。なお、現在のところ、Windows7以降で対応しているようです。
デュアルブートにはWindowsがUEFIモードでインストールされている必要があり、かつPCのHDDに32GB以上の空き容量があることが条件のようです。詳しくは公式マニュアルを参照して下さい。
インストール手順(WindowsからUSBメモリを作成する場合)
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1前準備
インストール先のWindows機で以下の設定をしておきます。
- 「高速スタートアップ」機能をオフにする
- デバイスの暗号化を無効にする
- 休止状態を無効にする
高速スタートアップ」機能をオフはコントロールパネル>電源オプション>「現在利用可能ではない設定を変更します」>「シャットダウン設定」欄の「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外して「変更の保存」をクリック
重要なファイルは必ずバックアップを取ります。操作を間違うとWindows OSもろとも全て消えます。
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2イメージファイル作成
容量8GB以上のUSBメモリを用意します。当然、中身が全て上書きされるので注意して下さい。
公式サイトのトップメニューで、CLOUDREADY EDITIONSのところをクリックし、[HOME]を選択
下にスクロールすると、[Download the USB Maker]とあるので、これをクリックしてダウンロード
案内に従って CloudreadyのUSBインストーラを作成 。完了後USBメモリを抜きます。これで準備は整いました。
ChromeOS インストール手順
まずPCの電源を落として作成したUSBメモリを挿入。電源を入れ、Windows起動前にBIOS画面へ入り[USBブート]へ切り替えます。
BIOS画面への切り替え方はメーカー・モデルによって違いますが、概ね以下のとおりです。電源を入れた後連打すると入れます。
Dell | Dellのロゴ表示中にF12 |
HP | HPのロゴ表示中にF9 |
Lenovo | Lenovoのロゴ表示中にF12 |
Dell | Dellのロゴ表示中にF12 |
Apple | Optionキーを押しながら起動 |
Acer | Acerのロゴ表示中にF12 |
その他のモデル | ロゴ表示中にEsc、F1-F12を順次試す |
しばし待つとChromeOSが起動します。案内に従って進むとChromeOSがライブ起動した状態になります。
取り敢えずライブ起動だけでいいやという方はここまででOK。
ライブ起動状態で右下のアイコンをクリックすると一番上に「Install CloudReady」とありますのでそれをクリック。
案内に従って進めていくと[Standalone][Dual-boot]と出てくるので「Dual-boot」を選びます。これで30分ほど待つとインストールが完了するようです。
Standaloneを選ぶとCloudreadyのみ入っているPCとなり、PC内のデータがOS含め全て消えます
古いノートPCでライブ起動を試したところ、爆速起動という訳ではなかったのですが、それなりに快適に使えました。
CloudreadyでWindowsとChromeOSのデュアルブート まとめ
Cloudreadyを使うと老朽化したWindowsやMacをChrome OS機として蘇らせることが可能です。
2021年4月GoogleがCloudreadyを買収し公式にサポートされる運びになったため、今後はもしかするとAndroidアプリが動くようにサポートされるのではないかと期待されています。
推移を見守りたい。